Fallen Angels Produce 参加メンバーによる稽古場発・実況赤裸々日誌
悠久の空。

村田でございます。

年の瀬が近付いて参りました。
ここ2、3日は朝から冷え込みが少し弛んで
11月中旬くらいの気温だそうです。
それを暖かいと感じるということは
やはり今は、もう冬なのだなと思います。

公演の後仕事もようやく節目を越えひと段落つきましたが、
やり残した大切なことがありました。
私が最初にこの企画を始める時、秘かにお参りしていた新宿 花園神社。
また稽古開始前にキャストさん方と打ち合わせた時も、何人かの方と一緒にお参りさせてもらっていて。
今日、お礼参りに行ってきました。

Hanazono-jinja Shrine


舞台を公演する時は、毎回必ず最大限の安全策を取りますが
何しろ今回の作品は内容が内容だったので・・

今回の公演では、本番初日の朝にも劇場で、
私の旧友である僧侶の方に安全祈願をしていただいていました。
その方は私がまだ演劇を始めたばかりの頃に、共に励んだ私の一番古い芝居仲間であり。
彼に祈願していただけたことは、私にとって非常に感慨深いことでもありました。

有らん限りの力を尽くして作品を創り上げ、そこから先に私ができることは、
ただ、祈ることのみ。

その大きな存在すべてに護っていただいていたと思います。
アクシデントが起こってしまったり、ハプニングはたくさんありましたが。
重大な災害や事故は無く、最後まで誰ひとり欠けることなく
この舞台を全うさせていただいたことを、本当に感謝しています。
こころから。本当にありがとうございました。。


お参りを終え

改めて振り返り、思うことは頻り。

今回参加してくださった愛する座組み キャスト・スタッフ全員のお顔が浮かびます。

今回の物語の構想が浮かんだ時から
実際にそれを舞台に乗せると決めた時から
この企画を立ち上げ動かし始めた時から
本格的に脚本を書き始めた時から
キャストさんとスタッフさんたちと共に歩み始めた時から
みんなと共に稽古に苦しみ喘いでいた時から
この世界の愛と怨嗟に身を焦がし
全員で全力を尽くした本番の時から

思いは溢れて尽きません

ふと見上げた空は、ちょうど陽が傾き黄昏に差し掛かる頃。

――夕方の薄暗くなる、昼と夜の移り変わる時。
  魔物に遭遇する、あるいは大きな災禍を蒙るという、『逢魔が刻』。



hitomoshikoro cast

稽古初期、初めてキャスト全員が揃った時の一枚。稽古場にて



改めまして。
参加してくださったキャスト、スタッフのみなさまと
この公演にご協力いただいた方々、ご尽力いただいた方々

劇場に足を運んでくださったすべてのみなさま

そしてこの10年、支えてくださった多くの方々へ

Fallen Angels よりすべての愛を込めて。
本当にありがとうございました。



今日は冬至、一年で一番夜が長い日でした。
バイクでの帰り道
夕映えに染まる西の空に向かって走っていました。
少しずつ空から色が消えていき、少しずつ灰色に見えづらくなる大気
家に帰り付く頃には静かに夜が訪れていました。
明日から、また季節が動きます・・


ここからがまたはじまりです
Fallen Angels は、ここからまたはじめます
旗揚げから10年の時を経て
この10年を噛み締めて
この灯燈し頃の思いを抱きしめて
これからもただひたすら
全身全霊で精進して参ります
永い時の中で
走り続けて参ります

みなさま これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。




さあ。

今回もお贈りして参りました、4th stage「灯トモシコロ」稽古場日誌は、本日で打ち止めでございます。

ご覧くださったみなさま、長々と最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。

今回は更新回数も最多となりました。
深く悩める稽古の最中、それぞれに思いを綴ってくれた12名のキャストさんたちにこころから感謝しています。

闇と愛に咲き乱れた公演でしたが、また訪れる時を見詰め。
地の底深くから、再びみなさまとお会いできることを切望しています。
次回も魂を込めて全力でお贈りさせていただきます。
どうぞお楽しみに・・



ではみなさま、また次の物語でお会いしましょう。

ごきげんよう!!!





With love.






4th stage 「灯トモシコロ」 comments(0) -
スタッフ紹介その7。

村田でございます。

本番終了からちょうどひと月が経ちました。
長かったような、短かったような
速くも鈍くも感じる時間でした。
日毎に夜は長くなり、気付けばすっかり厳しい冬が訪れています。
今夜はまた冷たい雨が降るのかな・・


さて。
お贈りして参りました愛するキャスト・スタッフご紹介もこれでラストになります。
みなさま本当にお世話になりました。
大トリ、スタッフ紹介7人目はこの方です。









[舞台監督] 酒井健太 ♂  - kenta sakai -

6/26生 蟹座 A型 
所属 : Route∞


この方には初めて Fallen Angels の舞台に参加していただきました。
今回の企画の最初期の頃から入っていただいていましたが、当初から積極的に取り組み、何でも率直に話し合ってくださるので、私は非常に信頼感がありました。
さくさくストレートに物事を進め、てきぱきと合理的で明快なご判断で動いてくださりながら、私の意向を汲み取り、たくさんの可能性を提案してくださったり。多方面から、私の方針や舞台に対するイメージを最大限に尊重してくださっていたことが、本当にありがたかったです。
作品そのものに対しても。くどいようですが今回の脚本は場面転換がとても多く。キャストさんの早替えとシビアな出はけの介錯や、暗転中に発動するしかけ、そして冒頭から幾度も散り落ちる花びらと・・舞台的にも重要なきっかけが多数発生していました。また今回、劇場の場内空間すべてを使ってこの作品世界を表現したくて、花道を使用したり、客席の大半を敢えて椅子席でなくしたりしていたのですが。
様々な場に於いて、私が思い描く世界観や微妙なニュアンスをよく理解して、確実に対応していただいていたと思います。
舞台的に最も拘った桜についても、私の難解な要望に繊細に応えてくださり。
舞台上に少しずつ降り積もる花びらは、まるで時を追うごとに咲き乱れていく桜のようで。
ラストシーンまで、明かり、音、キャストと一体となり、この世界の根柢に流れる愛と怨嗟を、舞台空間全体で体現していただいたと思います。
またキャストさんとスタッフさんに対して、いつも細かく気を配ってケアしてくださり。私の無茶なわがままも前向きに受けて立ち、爽やかに、精力的に。限界まで実現できるように動いていただいていて。
この方のご尽力なくして、今回の舞台をやり遂げることはできなかったと思います。
その頼れるお姿と溢れる男気に、こころから感謝しています。












4th stage 「灯トモシコロ」 comments(0) -
スタッフ紹介その6。

村田でございます。

今日も朝から快晴でした。
街を歩くと、もうクリスマスも間近なのだなと思います。
稽古や本番のあいだもそうでしたが、終わってからも何かとばたばたしていて、どうも世の中の動きに疎くなりがちで・・
ゆるやかに、時の流れを見送るばかりです。


そしてスタッフ紹介続けて参ります☆
6人目はこの方。









[スチール/デザイン] 近藤貴幸 ♂  - takayuki kondo -

11/24生 射手座 AB型 
所属 : オフィスBULE LAKE
ブログ : bluelake


この方には旗揚げ公演から、本公演と‘LABO’を含め、Fallen Angels のすべての公演に参加していただいています。
また私が他団体さまの公演に参加させていただく際にも必ず入っていただいているので、私が演出するすべての作品でスチールを担当していただいているという・・貴重な方です。
稽古場でも劇場でも口数少なく、いつもひっそりといらっしゃるのですが、ファインダー越しに舞台とそこに立ち上がる世界を見詰め、私の作品をよく理解してくださっていると思います。
そしてその舞台空間と、キャスト一人ひとりが抱える思い、一瞬の表情を刹那に捉えてくださり。そのお写真に静寂の中の鋭敏な感性を感じます。
また、第三回公演からはチラシデザインも担当していただいていて、今回のチラシも多くの方の目を惹き付ける、印象深いデザインに仕上げてくださいました。
緋色に染まるひともしころの空はインパクトがあり、物語の世界観を痛切に表わしていただいたと思います。お陰さまでこのチラシはお客さまからもご好評をいただき、力強く公演を盛り立ててくださいました。
厳しいスケジュールの中でも、極限まで精神を注いで尽力してくださり。
この方の存在は、私の舞台には決して欠かせません。
思えば、初期の頃から。
永くお付き合いをさせていただいている、私の大切な仲間です。

「灯トモシコロ」の舞台写真は、近日、Fallen Angels サイトの写真館で本格的に公開予定です。
みなさまどうぞお楽しみに・・










4th stage 「灯トモシコロ」 comments(0) -
スタッフ紹介その5。

はい村田でございます。

今日はよく晴れていました。
朝、多摩川のほとりをバイクで走っていると、富士山が見えました。
空気が澄んでいるのでしょうか、山頂部分が鮮やかに。
そこはよく通る道なのですが、ここまできれいに見えることは滅多になく、気付いた瞬間こころも晴れ渡るような思いがしました。
遠くに見える山。白くなっていたのは、雪のせいだと思います。


さてスタッフ紹介はここから後半に入ります−
5人目はこの方☆









[制作協力] 土田さなえ ♀  - sanae tsuchida -

6/30生 蟹座 B型 


この方に、制作協力に名を連ねていただくのは今回が初めてです。
が、実は旗揚げ公演から、本公演と‘LABO’Society の四作で必ず当日制作に入っていただき、毎度お世話になってきた方でした。ゆえに「初参加」という感じが全くせず、当初から近しい安心感がありました。
今回は初期の頃から本格的に入っていただきましたが、公演終了まで細部に亘って私を強力にサポートしてくださいました。
企画を運営していく中、どうしても私の手が回り切らない部分が出てきてしまったりする時も、様々な面でたくさんフォローしていただいていたと思います。制作的にポジティブな提案もいくつもしてくださっていて、新たな取組みをたくさん教えていただきました。
劇場に入ってからも、お客さまに対してはもちろん、キャスト・スタッフ、そして私にも臨機応変に気を配ってくださっていて。
今回の舞台では花道を使用していたのですが、何気にそこからキャストさんが出はける頻度が高く、お客さまの同線と重なっていたため、細かく気を使っていただくことが多く。開場中にアクシデントが起こってしまった時も、状況をよく見極め冷静に対応してくださり非常にありがたかったです。
今回の公演は何かとタイトなスケジュールでもあったのですが、つい余裕がなくなりがちになる私に、いつも優しい物腰で応えてくださっていて。思わずほっとする瞬間が何度もありました。
穏やかに見守るその笑顔に、私はいつも癒されていたと思います。










4th stage 「灯トモシコロ」 comments(0) -
スタッフ紹介その4。

村田でございます。

昨日から、一気に落葉し始めた気がします。
黄色い銀杏の葉が路上に積もり、
強い風に煽られて、散り落ちる枯葉が高く舞い上がっていました。
その中をバイクで走行していると、あの花吹雪をつい思い出していたり。
今朝は身を切るように大気が冷たく
季節の移り変わりを肌で感じます。

はいスタッフ紹介まだまだいきます
その4はこの方々です。









[ビデオ撮影] (株)彩高堂・西池袋映像


彩高堂さまに撮影に入っていただくのは今回で二回目になります。
限られた環境、条件の中でも的確に対応してくださり、いつも頭が下がる思いです。何しろ私が至らないことばかりで、学ばせていただくことも多く、とてもお世話になっています。
撮影当日に私がついばたばたしてしまっていても、撮影班のみなさまが粛々と作業を遂行してくださっていて、非常にありがたいものがありました。
現在、編集作業をしていただいていますが、こちらもとても楽しみですv

映像に関連して、少し。先回で触れたわらべ歌の歌詞をご紹介したいと思います。
序盤のオープニングシーンのみで流れていた歌入りバージョンですが、これを歌ってくれたのはキャストの日向なつきさんでした。
本編中、歌入りの曲はここで一度だけしか登場しないので、お聞き逃しになった方も多いかと思います。
今後もしこの舞台の映像を目にする機会がお有りでしたら、この歌の歌詞にも耳を傾けていただけたら幸いに思います・・



「やまのおそらはすずめいろ
 そらにおよぐあやつりにんぎょう たれそかれ
 あおいゆすらご くびかざり 
 あそぼ あそぼ たれそかれ

 やまにましろのゆきがふる
 ぶらんこゆらゆらかぜにふかれ たれそかれ
 あかいおべべの もずのにえ
 あそぼ あそぼ たれそかれ

 さとにひともす たれそかれ
 もゆるもゆるよ かげぼうし
 あそぼ あそぼ たれそかれ













4th stage 「灯トモシコロ」 comments(0) -
スタッフ紹介その3。

村田でございます。

今日は暖かいなあ・・
少しずつ季節が進む中の小休止でしょうか。
ふと空を仰ぎ見たくなるような小春日和でしたv


さてスタッフ紹介、参りますわ☆
3人目はこの方です。









[ 音楽 ] 秦 修 ♂  - osamu hata -

1/2生 山羊座 B型


この方に Fallen Angels の舞台に参加していただくのは四回目を数えます。
Fallen Angels の旗揚げの前から私はとてもお世話になっていて、今回の座組みの中で、一番長いお付き合いをさせていただいている方です。
演出する際、楽曲のイメージはとても重要なファクターなのですが、早い段階から作曲に着手してくださっていて。私がお出ししてしまった無謀とも言える要望にも持てる最強の力で応えてくださり、この物語の世界観を根柢からしっかり支えていただいていたと思います。
作品の内容がホラーミステリーであり、和系のイメージも強く、物語を象徴する「わらべ歌」には特に力を入れていただきました。
このわらべ歌は歌詞も完全な創作でしたが、この曲を中心に、M0(お芝居が始まる時の最初の曲)からラストシーンまで、実に印象深い曲たちを創ってくださったと思います。愛と怨嗟が渦巻く物語全体に流れる不気味な不安感と不穏な空気を醸し出すため、すべての曲に様々な技術を駆使し、後を引くような戦慄のサウンドに仕上げてくださいました。
今回、劇中曲のすべてをオリジナルで作曲していただきましたが、本公演で、この方に全曲を書き下ろしていただくことは、私の長年の夢のひとつでもありました。
繰り返しこころに響く。私は、この方が創り出される曲に心酔しています。


○ オリジナル曲公開中
  〜 開演曲 → 「 灯トモシコロ 」
  〜 劇中歌 → 「 わかばのうた 」
 作・編曲/演奏: 秦 修










4th stage 「灯トモシコロ」 comments(0) -
スタッフ紹介その2。

村田でございます。

ここのところ、何人かキャストさんと接する機会があります。
見ていると、それぞれに新たな活動に取り組んでいるようで、その姿を微笑ましく感じます。
公演を終えてしばらくして、今、改めていろいろとお話できることもあったり。
改めていろいろと感じることがあったり。
まだまだ思いは尽きないなあ・・

さてさて、スタッフ紹介続けて参ります
おふたりめはこの方です☆









[ 音響 ] 高沼薫 ♂  - kaoru kohnuma -

9/2生 乙女座 O型


Fallen Angels の舞台に参加していただくのは三回目となるこの方。
相変わらずの、いやさらに揺ぎの無いクオリティと、積極的に取り組んでくださる姿勢に、私は本当に助けられていました。
今回、劇中曲はすべてオリジナルだったのですが。曲もさることながら、物語の性質上、演出的にSEと呼ばれる効果音にも注力していただいていて。前述の通り、とにかく種類が多い場の数々を、たくさん工夫をして表現してくださっていました。私の一番のお気に入りは、森の奥深くの桜の場での「もずが鳴く森」。
また私が激しく拘った、冒頭のシーンで聞こえてくるたったひと言の台詞。
録音の際、担当してくれたキャストさんと共に、粘り強く、どこまでも深く追求してくださったことには本当頭が下がりました。
そしてクライマックスのシーンでは。台詞に曲に生音、鼻歌、叫び声など音響的にも盛り沢山の要素があったのですが、それらをがっちり捉え、鮮烈に。悪夢のような場を鋭く聞かせてくださったと思います。
シビアな状況の中でも、いつも気丈に、柔軟に対応してくださり、キャストさんたちとも気さくに接し。何かと至らない私にも、さり気無く優しい気遣いを見せてくださったり。
変わらない、そのひと懐っこい笑顔ときらきらした瞳。
多岐に亘り、私はこの方に支えていただいていたと思います。










4th stage 「灯トモシコロ」 comments(0) -
スタッフ紹介その1。

もう師走なのですね。
12月にしては、やや暖かいような。
季節は、ゆっくり進んでいるのでしょうか。


村田でございます。

舞台が終幕し、精算会を終え少し経ちました。
その後もゆるゆると公演の後仕事などしておりますが
ふと、静かに流れる時間に気付かされるこの頃です。

今回の舞台もたくさんの方々にお世話になりました。
そのたくさんの思いを振り返りつつ。
奈落の底への道を、思いを分かち歩んでくれた愛しきキャスト陣と共に、
影に日向に、その持てるフルパワーでこの世界を支えてくださった、強力なスタッフのみなさまをここでご紹介させていただこうと思います。
舞台写真も交えてお贈りして参ります☆どうぞ今しばらくお付き合いくださいませv

おひとりめはこの方から。









[ 照明 ] 岡田潤之 ♂  - junji okada -


この方には、Fallen Angels の舞台に初めて参加していただきました。
今回、作品全体に醸し出したいホラーミステリーの世界観を、明かりから見事に表現してくださったと思います。
これは振り返らずとも、今回の脚本は何しろ場面転換が多く・・
季節と年代、場所は屋内も屋外も複数、時間帯も早朝から深夜までいくつもあり。
また演出的に細かく微妙な要望もたくさんお出ししていたのですが。
そのイメージをよく理解してくださり、妖しく美しい「灯トモシコロ」の世界を最強に魅せてくださったと思います。中でも鮮やかな朝の森と、タイトルにも関わる雀色の空には感じ入るものがあり。そして物語を締めくくるラストの花吹雪のシーンの明かりは圧巻で、冒頭から全編を通して、印象深くこの作品世界を支えていただきました。
そして、静かな物腰でいらっしゃりながら、労を惜しまず実直に取り組んでくださるそのお人柄は非常に心強く。
創ってくださる明かりと共に、垣間見えるこの方の秘めた情熱に、私は熱い男気を感じていました。










4th stage 「灯トモシコロ」 comments(0) -
黎明。


なんか。ちょっと離れただけで。あんな事件があったなんて嘘みたいだ。

悪い夢を見てたみたいで・・





村田でございます。


舞台の終幕から一週間が経ち、季節が戻ったかのような暖かさの昨日、

「灯トモシコロ」精算会でございました。


arrived


最後の稽古場にも、ぽつぽつとキャストさんが登場、スタッフさんもお二人駆け付けてくださいました。
あれから、もう一週間と言うか、まだ一週間と言うか
全員集まるまでわいわいと、部屋の外まで聞こえるような笑い声が絶えず
それぞれみんな相変わらずでの再会でした。
ともあれ、もろもろの精算作業を済ませ、その後本当お疲れさまでしたの飲み会に突入しました☆
あれから少し経ったけど、まだまだ話し足りないこともたくさんあったり。
お客様からいただいたご感想や、稽古場と劇場での稽古から、全員満身創痍で死力を尽くした本番の時のこと。また既に次の活動をスタートさせているひともいたり。まったく芝居と関係無い話でも盛り上がり。
なんでしょう、この面白さ。そしてやっぱり濃い。
気付けば中々の人数で朝まで語り明かしていました。

こうしてこの座組に集まっていただけたことを、
私は本当に幸せに思います。
みんな ありがとう。

外に出ると、空気がひんやりしてて。
彼は誰刻にもまだ早く。
名残は惜しいがまた次の再会を約束し、ゆるゆるとお開きです。
長くて短い時間、共に抱えた深き闇をこころに刻み
また全員で、それぞれに新たな一歩を踏み出します。

互いに手を振って見送りながら。
ここからがまたはじまり。
季節が、少しずつ動いていくのを感じます。

夜は日に日に長くなり、色なき風が森を染め

秋の深まりは続きます。









4th stage 「灯トモシコロ」 comments(0) -
逢魔が刻。

村田でございます。


Fallen Angels Produce 4th satge「灯トモシコロ」

公演終了いたしました。


ご観劇いただいたすべてのみなさま、誠にありがとうございました。


アクシデントは起こってしまいましたが、
大きな事故や災害は無く、本番の舞台を終えられたことを
何より幸せに思っています。


長く短い時間でした。
稽古に行く時、夕暮れ時によくバイクを走らせていました。
陽の落ち掛かる薄暗い街は見えづらく
車がライトを点け始め、赤いテールランプを眩しく感じ
目の前の何かを見過ごしてしまいそうになるような
目の前の何かを見付けてしまいそうになるような
闇の入り口に融け込むような、灯燈し頃。


今回、記念すべき10周年にお贈りいたしましたのは、
永い時の流れの中で凝縮された、深き謎を纏う愛と怨嗟の物語。
正に Fallen Angels の名に相応しい、深淵の闇の世界でございました。

みなさまのおこころに、少しでも
戦慄のひと時をお届けできておりましたら幸いに思います。

そして
今回参加してくださった愛するキャスト・スタッフ陣
この10年、励まされ、助けられ続けた、これまで出会った多くの方々
何より劇場に足を運んでくださった多くの方々

Fallen Angels よりみなさまへ、魂の底から愛を込めて。

すべてのみなさまに、こころから感謝しています。
本当にありがとうございました。

Fallen Angels は、これからも全力で精進して参ります。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。









4th stage 「灯トモシコロ」 comments(0) -
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